思うだけで学ばない日記 2.0

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『Short Coding』

書泉ブックタワーで購入。手にとって予想外のボリュームに驚く。持ち帰って読み始めたが、監修者の巻頭言とChapter 1の最初のショートコードでいきなり立て続けにガツンとやられた。85のι゛ょ ぅょが2整数の加算をやってのけるのに驚愕。今Chapter 2を読み終えたところ。

「「ソースコードの短縮」は、一見無意味に感じられるかもしれない」(Amazonの商品説明)とか、「ショートコーディングが実際の業務上のプログラムに役に立つのかについて懐疑的な声が多い」(巻頭言)とか、編者著者ともに「ショートコーディング」についてのネガティブイメージの存在をかなり意識してるみたいだけど、個人的には全然気にしない。

本書で問題ごとに説明される、ソースコード短縮への道程はそのまま

  • 問題を分析する
  • 新しい手法を考案する
  • 実際に試してみる
  • 適用条件を明らかにして法則化
  • さらなる追求

という、プログラミングを超えて工学全般のpracticeというかあるべき人の営みだと思うし、問題解決に投入されている知恵と執念にはひたすら圧倒されっぱなし。面白い。

ていうか、純プログラミング観点で見ても、凄腕プログラマの脳内から滲み出たロジックの洗練具合は、過去に自分が書いたソースコードに引き比べてすさまじい衝撃であって得ること多数。大名プログラマからとっとと脱却せねばなあ、と思える。